メンズ男性用白髪染め

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市販の白髪染めヘアカラによるアレルギーで重症化の可能性も

頭が痒い

消費者安全調査委員会は昨年10月、ヘアカラー剤による重症事故報告を公表しました。

 

報告によりますと、白髪を黒く染めたり、黒髪を明るくするヘアカラー剤で起きるアレルギーなどの皮膚障害が、平成26年度までの5年間で1千件超の被害相談事例が寄せられ、うち約170件は1カ月以上の重症でした。

 

多くのアレルギー患者を診察する東邦大医療センター大森病院(東京都大田区)の関東裕美教授によると、ヘアカラー剤に含まれる成分であるパラフェニレンジアミン(PPD)がアレルギー反応を起こしやすいとのこと。

 

このPPDは、成分を毛髪の内部にまで浸透させ、黒褐色の色素を分解しながら染毛する働きがあり、カラーの色持ちがよくなるためヘアカラー剤として広く使われています。

 

PPDでのアレルギーによる主な症状は、皮膚の痛みやかゆみで、染毛した翌日以降に出ることが多く、重症化するとステロイド剤の内服や塗り薬での治療のほか、点滴治療のために入院が必要になることもあります。

 

関東教授によると、軽い症状が出ているにもかかわらず使い続け、重症化させてしまう人が多く、「薬で症状が治まったからといって使用を継続するのは危険」と指摘し、「異常を感じたら早めに医療機関を受診し、どの物質に反応しているのかを調べる検査を受けて」と呼びかけています。

 

アレルギーを予防するためには、使用前に薬剤を皮膚に塗って反応するかどうかを調べるセルフテスト(パッチテスト)が有効のため、メーカーなどで作る日本ヘアカラー工業会は、手順をインターネットで公開しています。体質の変化で突然発症することもあるため、テストは面倒でも白髪染めを行う際に毎回実施することが重要です。

 

手軽に使えてきれいに染まるヘアカラーですが、市販のヘアカラー剤にはジアミン系の成分を含む商品が多く、使用には注意が必要です。使用中に少しでも違和感を感じたらすぐに使用を中止し、症状が続くようであれば早めに医療機関にかかることをお勧めします。



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