ダイソー100均の白髪染めで有害物質検出され自主回収
100円ショップ「ザ・ダイソー」で販売されている一部白髪染めにおいて、有害物質のホルムアルデヒドが検出されたとニュース発表、ならびに大創産業の公式サイトでも告知が発表されました。
対象商品は、「エバビレーナ白髪タッチ」シリーズという白髪隠しタイプの白髪染めで、「Aブラック」「Bダーク ブラウン」「Cブラウン」の3製品。
2012年から販売されている製品で、これまでに健康被害の報告はなかったようですが、国の基準で認められていない物質であることから自主回収が決められました。
以下は、日経新聞のニュースから抜粋。
’’化粧品メーカーのサンパルコ(京都市)は13日、100円ショップ「ダイソー」で販売した白髪染めから、国の基準で配合が認められていない有害物質のホルムアルデヒドが検出されたとして、自主回収すると発表した。2012年の発売以来約200万個を出荷し、これまでに購入者から健康被害の報告はないという。
ダイソーを展開する大創産業(広島県東広島市)によると、回収の対象は「エバビレーナ白髪タッチ」シリーズで、「Aブラック」「Bダーク ブラウン」「Cブラウン」の3製品。
対象製品は台湾で製造され、サンパルコが輸入していた。今年3月に別の化粧品で自主回収を行った際に点検し、発覚した。’’
引用元:日本経済新聞
検出されたホルムアルデヒドについて
ホルムアルデヒドとは、刺激臭のある無色の可燃性の気体です。
高濃度のホルムアルデヒドの蒸気は、目や鼻、喉などを刺激し炎症を引き起こすことがあります。WHOの下部機関である国際がん研究機関によりグループ1の化学物質に指定され、発癌の可能性があると警告されている物質でもあります。
1990年代には、新築住居や接着剤などから発散するホルムアルデヒドにより、めまいや吐き気、頭痛、湿疹、呼吸器疾患などの症状が出る、いわゆるシックハウス症候群の要因とも言われてきました。
ただし、ホルムアルデヒドは大気中にも含まれる身近な物質でもあります。燻製などでも発生し、食材の微生物を死滅させることで食材を腐りにくくする働きも持っています。
今回検出された白髪染めに含まれるホルムアルデヒドの量自体は微量のようですが、在庫をお持ちの場合は、ただちに使用を中止し、サンパルコ社に返品ください。
以下、サンパルコ社からの発表から抜粋。
’’この度、弊社が輸入し、ダイソー店舗で販売いたしました白髪染め製品「エバビレーナ白髪タッチ」から、「ホルムアルデヒド」が検出されたことが、弊社による自主検査にて判明いたしました。
検出された「ホルムアルデヒド」は微量で、現時点におきまして健康被害の報告はございませんが、国の化粧品基準では配合が認められていない成分であり、お客様のお手元に当該製品がございましたら、直ちにご使用を中止していただくようお願い申し上げます。’’
引用元:サンパルコ
返品方法・返金方法
サンパルコ社に料金着払いで送付すると、後日、郵便小為替にて返金されるようです。
「エバビレーナ白髪タッチ」のほか、ダイソー向けのファンデーションなど75品目の化粧品でも、表示の必要な成分を記載していなかったなどとして自主回収を発表していますので、ダイソーの化粧品を使用されている方は併せてご確認ください。