メンズ男性用白髪染め

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トリートメントタイプの白髪染めのメリットとデメリット

トリートメントタイプの白髪染め

トリートメントタイプの白髪染めは、シャンプー後のコンディショナーやトリートメントの替わりに使うことで、白髪を染めることができる白髪染めです。

 

「ヘアカラートリートメント」や「カラートリートメント」「白髪染めトリートメント」などと呼ばれています。

 

トリートメントタイプの白髪染めは、ヘアマニキュアなどと同じく半永久染毛料に分類され、ヘアカラー(酸化染毛剤)のように髪のメラニン色素を分解・脱色することはなく、髪の表面付近に染色するため、髪や頭皮に負担をかけずに白髪を染めることができるのが特徴です。

 

ヘアカラーリング剤の分類

 

また、その名のとおりトリートメント機能がついているのがもう一つの特徴です。
トリートメント効果の高い保湿成分や美容成分が配合されているので、傷んだ髪を補修しながら髪にコシやハリを与え頭皮環境も改善することができます。

 

男性の場合、年齢とともに髪が薄くなってきたりボリュームが減ってきたりと髪の悩みはどんどんと増えていきます。トリートメントタイプの白髪染めであれば、白髪のケアだけでなく、頭皮に負担をかけず髪やケアも一緒にできるので、安心して使い続けていくことができます。

 

女性には当たり前になってきたトリートメントタイプの白髪染めですが、まだまだ男性には多く知られていません。「メンズ白髪染め=ヘアカラー」と思っている方も多く、トリートメントタイプ白髪染めの安全性・有用性について広く知ってもらえればと思っています。

 

今回は、トリートメントタイプの白髪染めのメリット・デメリットをまとめました。
トリートメントタイプ白髪染めに少しでも興味をお持ちの方は是非参考にしてみてください。


トリートメントタイプ白髪染めのメリット

トリートメントタイプ白髪染めのメリットは色々ありますが主なメリットは次の4つです。

 

  • 髪や頭皮にダメージを与えず白髪を染められる
  • シャンプーついでに使えて手間が少ない
  • トリートメント効果が期待できる
  • 髪の根元まで染められるので生え際白髪が目立ちにくい

 

髪や頭皮にダメージを与えず白髪を染められる

無添加

一般的な白髪染め、特にメンズ白髪染めの多くは、酸化染料を使ったヘアカラーです。ヘアカラーはドラッグストアの白髪染めコーナーでもよく見かけるタイプで、テレビCMでも見たことのあるブランドが並んでいますので、白髪染めを始めるときに最初に手に取ったという方も多いでしょう。

 

ヘアカラーは一般的に1剤と2剤を混ぜ合わせて使いますが、その髪を染める仕組みは、アルカリ剤で髪のキューティクルを開き、過酸化水素と化学反応することで髪のメラニン色素を分解(脱色)し、髪に浸透した酸化染料が発色し、膨張することで髪の内部に留まるといったものです。

 

そのため、一度の使用で思い通りのカラーに染めることができ、シャンプーをしてもほとんど色落ちすることがありません。

 

ただし、酸化染料に使用されるジアミン系成分は刺激が強く、またアレルギー誘発成分としても知られています。アルカリ剤や過酸化水素も髪や頭皮へ悪影響を及ぼす成分であり、使うたびに髪や頭皮がダメージを受けるリスクがあります。

 

一方、トリートメントタイプ白髪染めは、ヘアカラーとは違い、髪のキューティクルを開くことも、メラニン色素を分解することもなく、髪の表面付近に染色する仕組みです。一度の染まりはヘアカラーに比べ弱いのですが、使うたびに髪色が濃くなっていきます。

 

染料は、安全性の高い「塩基性染料」「HC染料」(中には、加えて「植物色素」)が使われており、刺激性の成分も使われていないことから、髪や頭皮ダメージが気になる方や敏感肌の方でも安心して使うことができます。

 

シャンプーついでに使えて手間が少ない

シャワーをする男性

トリートメントタイプの白髪染めは、普段使っているリンスやコンディショナー、あるいはトリートメントの替わりに使うので、わざわざ白髪染めの時間を取らなくてもシャンプーついでに白髪染めができます。

 

ヘアカラーのように肌や服に付着しないように気をつけながら、薬剤を混ぜてブラシで髪の毛になじませてといった面倒なことをしなくても白髪を染めていくことができます。

 

地肌に付着しても影響はほとんどなく、洗い流せば簡単に落とせますので、あまり細かい部分まで意識しなくても気軽に染められます。

 

所要時間も5~10分程度と短時間のものが多いので、シャンプーをしてから髪全体に塗ったら、体を洗ったり、髭を剃ったり、湯船に浸かったりしている間に白髪染めが完了します。

 

後はお湯で洗い流すだけです。トリートメント成分も入っているため、洗い流した後にコンディショナーやトリートメントを使う必要もありません。

 

刺激成分が配合されていないので素手でも使えるものが大半ですが、爪の隙間に入ると落すのが面倒なので、ビニール手袋をして染めるのがオススメです。ビニール手袋は、百均で売っているような100枚100円のもので充分です。さっと塗ってさっと捨てられるので便利です。

 

トリートメント効果が期待できる

髪の健康な男性

トリートメント効果は、トリートメントタイプ白髪染めならではのメリットです。

 

白髪染めと言えば「髪を傷めるもの」の代表格でしたが、トリートメントタイプ白髪染めは、ダメージ成分を使っていないため髪や頭皮にダメージを与えずに白髪を染められると同時に、トリートメント成分が配合されていることで髪のケアまでできます。

 

トリートメントタイプ白髪染めに配合されている塩基性染料はトリートメント成分との相性がよく、塩基性染料を使った白髪染めが増えると同時に、豊富なトリートメント成分が配合されたものが多く販売されるようになっています。

 

年齢とともに白髪だけでなく薄毛や抜け毛など髪の悩みが増えてくる男性にはこの点でもメリットが大きいです。

 

髪の根元まで染められるので生え際白髪が目立ちにくい

生え際白髪を確認する男性

白髪染めをするときに重要なのは髪の根元までしっかり染めることです。特に男性の場合は短髪の方も多く、髪の根元や生え際に白髪が残っているとよく目立ってしまいます。

 

その点、トリートメントタイプ白髪染めであれば、染料が頭皮に付着してもあまり気にする必要はありませんので、髪の根元までしっかりと染めることができます。

 

ヘアマニキュアも髪や頭皮へのダメージを抑えて染められますが、ヘアマニキュアに使われるタール系色素は皮膚に吸収されやすく、頭皮に付着すると、頭皮が染まってしまうため、あまり髪の根元の生え際まできれいに染めるのが難しい場合があります。

 

トリートメントタイプ白髪染めは、染料が頭皮に付着しても、洗い流せば色が定着することがありませんので、髪の根元までしっかり染めることができます

トリートメントタイプ白髪染めのデメリット

トリートメントタイプ白髪染めにはメリットも多いですが、反面デメリットもあります。

 

  • 一度で希望通りのカラーに染まらないこともある
  • 黒い部分の髪色を変えることができない
  • 他の白髪染め商品に比べ価格が高め

 

一度で希望通りのカラーに染まらないこともある

トリートメントタイプ白髪染めは、ヘアカラーのようにメラニン色素を脱色してカラーを入れ直すわけではなく、髪の表面付近にカラーを付着させる仕組みで髪を染めます。

 

そのため、ヘアカラーに比べると染毛力は弱めで、白髪の量や髪質によっては、一度使用しただけでは希望通りのカラーにまで染まらないこともあり、完全に白髪を黒くするために数回使い続ける必要があります。

 

一度で真っ黒に染まらないのはデメリットではありますが、ヘアカラーのように急激に髪色が変化せず、染まった後の髪色も自然なので、周りの人に白髪染めをしたことが分かりにくいのはメリットとも言えます。

 

黒い部分の髪色を変えることができない

トリートメントタイプ白髪染めに限らず、ヘアマニキュアやカラーシャンプーにも共通しますが、髪全体を染めるときに「黒い部分の髪色を変えることができない」というデメリットがあります。

 

これはどういうことかと言うと、ヘアカラーの場合は白髪も黒髪もメラニン色素を分解することで全ての髪を一度脱色してから染料を流し込むため、明るいカラーでも暗いカラーでも好きなカラーを自由に入れることができます。

 

それに対して、トリートメントタイプ白髪染めは、髪を脱色する働きはなく、元の髪色の上にカラーをのせていきます。そのため、白髪はきちんとカラーが発色しますが、黒髪は元の髪色が強く白髪染めのカラーが発色しにくいのです。

 

例えると、ヘアカラーがキャンバスを一度真っ白にして色を塗り直すのに対し、トリートメントタイプ白髪染めは黒いキャンバスの上にそのまま色を塗っているようなものです。

 

そのため、黒髪の男性が明るいブラウンのトリートメントタイプ白髪染めを使っても、黒髪には色がつかず、白髪だけが明るいブラウンに染まってしまい、染め残しのように白髪を目立たせてしまうこともあります。

 

男性の場合は、カラーを選ぶときは元の黒髪に近いもの、色選びに迷うときはブラックやダークブラウンなどの暗めのカラーを選ぶと失敗が少ないです。

 

他の白髪染め商品に比べ価格が高め

ヘアカラーやヘアマニキュアが一般的には1,000円前後で販売されているのに対し、トリートメントタイプの白髪染めは3,000円前後のものが中心で、単純に比較すればやはり割高に感じてしまいます。

 

しかし、安いから悪い、高いから良い、といったものではありませんが、不要な添加物を使わず、有用な成分を配合しようとすると、どうしてもコストはかかってしまうものです。

 

一般的に、トリートメントタイプの白髪染め1本で、女性のショート髪で約10回分です。男性の場合は髪が短い場合も多いので、髪の長さにもよりますが、短髪であれば1本で15~20回程度は使える計算になります。

 

1回のコストにすれば150円~200円程度。週に1回染めるとしても月間のコストは1,000円もかかりません。これで髪や頭皮を傷めず染められ、手間もかからず、トリートメント効果も期待できるのであれば、個人的には許容したいコストだと感じています。

トリートメントタイプ白髪染めはこんな男性にぴったり

  • あまり手間をかけずに白髪染めをしたい男性
  • 薄毛や髪の細りなど白髪以外の髪悩みも出てきた男性
  • 白髪を自然な感じで徐々に目立たなくしたい男性

 

オススメする男性

シャンプーついでに染められ、放置時間も短いものが多いので、白髪染めを面倒に感じる男性にもぴったりです。

 

ヘアカラーのように「いかにも染めました」といった色合いではなく、自然な髪色に染まるので、染めた白髪も地毛と自然に馴染みます。

 

髪や頭皮を傷めずに染められるトリートメントタイプの白髪染めはどんな男性にもマッチしていますが、トリートメント効果も期待できることから、白髪以外にも薄毛や髪のボリュームダウンなど髪の悩みが多くなってきた男性には特にオススメです。

 

アレルギー成分や刺激成分が入っていないので、敏感肌の方や過去にヘアカラーでアレルギー症状を出してしまった方でも安全に使うことができます。

 

ただ、トリートメントタイプの白髪染めは多くの種類が販売されていますが、ほとんどが女性向けの商品設計になっており、男性向けのものはまだ種類が多くありません。

 

販売サイトを見ても、いかにも女性向けの白髪染めのようで男性が購入するには少し抵抗がありますが、商品自体は男女兼用ですし、良い商品が揃っています。髪をいたわりながら染めることができますので、実は髪の悩みの多い男性にこそマッチした白髪染めです。

 

男性にオススメのトリートメントタイプ白髪染め

利尻ヘアカラートリートメント

利尻ヘアカラートリートメント

素手に使える白髪染め

 

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ルプルプ本品と説明書

手袋に染料をのせる

 

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